フォトンファースト(旧テクノビス)社は、世界で初めて光回路(ASPIC)を組み込んだFBGインテロゲータ・モジュールを搭載したFBG光ファイバ・センシングシステムを開発しました。従来のインテロゲータとは異なり、独自の光回路を採用した事で超小型の光ファイバ送受信機を実現しました。橋梁、高架道路、ビル、トンネル、水道管などのインフラ設備・大型構造物の多点”ひずみ”・”温度”の測定が可能です。医療・軍事・航空宇宙向けに開発された技術を、産業向けに応用した製品がフォトンファースト社のGator(ゲイター)シリーズです。

超小型FBG光ファイバ・インテロゲータ

超小型FBG光ファイバ・インテロゲータ・モジュールの実現により、従来よりも小型・軽量・省電力で低価格なインテロゲータを実現しました。消費電力は従来比1/4、ファンレス設計、さらにIP67の筐体に組み込む事に成功したモデルも製品化され、より産業分野に特化したFBG光ファイバ・インテロゲータを提供できます。

独自の光回路(ASPIC)を開発

独自の光回路を使用する事で、超小型な光ファイバ送受信機(インテロゲータ)を実現

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海外採用事例

  • 航空機の衝撃検出システム
    航空機の衝撃航空機の衝撃検出により、将来の信頼性と性能を予測する事が可能です。衝撃により、微細な亀裂が生じ、それが骨折や構造の完全な崩壊にまで発展する可能性があります。損傷検出に適用されるFBGネットワークは、飛行中および地上での衝撃検出システムとしても適用でき、重大な衝撃の場所を特定する事が可能です。
  • 風力発電ブレードモニタリング
    風力発電は風力タービン出力の大きさ、すなわちタービンブレードの大きさに左右されます。ブレードの設計では、現在使用していた設計ツールの精度が不十分で、最大17%のばらつきが生じていました。風力タービンブレードのモニタリングにおいて、光ファイバセンサは小さな設置面積、材料表面に対する影響を最小限に抑える事ができるため、従来のひずみゲージやカメラを使用した視覚的モニタリングなどよりも優れているといえます。
  • 構造物健全性モニタリング
    構造物の特性と劣化や損傷を検出する事を構造物健全性モニタリングと呼びます。定期的にサンプリングされた動的応用特性を使用したシステムの経過観察、これらの測定から損傷に敏感な特徴の抽出、および現在のシステム健全性の状態を決定するこれらの特徴の統計的分析が含まれます。地震や爆風などの極端なイベントの後、構造物の迅速な状態検査を実施し、構造物の安全性に関する信頼できる情報をほぼリアルタイムに確認する事を目的とします。

メーカーWEBサイト

https://www.photonfirst.com/

販売店:新川電機株式会社

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