工場などの製造現場において効果的にIoTを活用するためには、「いかに有効なデータ収集ができるか」が鍵となります。

本実習装置は、既存の生産設備や機器に接続して、容易にデータの収集、分析を行うことができる本格的な実習装置です。
各種兆候監視、生産管理、要因分析などIoTに関する実習を幅広く行うことができます。
また、生産現場に導入する前の動作検証や生産管理の実験を行うことも可能です。


IoT実習基本システム (MM3000-IoT-BS01)

既存の生産設備や機器を制御しているPLCにEthernetまたはシリアル通信接続し、データの収集を行います。

特長

本実習装置には、16種類のアプリケーションが標準で実装されています。
収集するデータとアプリケーションを設定することで、特別なプログラムを行うことなく、データの収集、分析が可能です。
データや分析結果は、基本システムのタッチパネルまたはネットワーク接続したパソコンに表示できます。

構築例

メカトロライン型IoT実習装置

メカトロライン型実習モデルとIoT実習装置のセット
IoT実習基本システム(MM3000-IoT-BS01)を使って、MM3000Vシリーズ※2のモジュールをあらかじめ架台に固定し、卓上に製造ラインを作ったメカトロライン型実習モデル(MM3000-PM)を動かして、そこで行われる製造ラインの生産データを収集したり、分析することができ、各種兆候監視、生産管理、要因分析などIoTに関する実習を幅広く行うことが可能です。
また、データや分析結果は、ユニットのタッチパネルまたはネットワーク接続したパソコンで見ることができます。

※2 メカトロニクス技術実習システム:実際の生産ラインの機械設備に使用されている構成要素を小型モジュール化した、メカトロニクスの技術を総合的に実験学習する装置

小型FAライン型IoT実習装置

自動化製造ラインモデル
小型FAライン実習装置(MM3000-EP)は、部品供給ユニット・搬送コンベア・組立ユニット・各種センサ等で構成されており、これにIoT実習基本システム(MM3000-IoT-BS01)を接続して、収集した製造ラインのデータを用いて、兆候監視、生産管理、ロス解析などの実践的なIoT実習を行う事が出来ます。

振動発生メンテナンス型IoT実習装置

回転駆動による異常振動を再現する実習装置
振動発生型メンテナンス実習装置(MM-MT2201)は、偏心、偏荷重、ベアリング異常など回転駆動による異常振動を再現し、これにIoT実習基本システム(MM3000-IoT-BS01)と振動拡張ユニット(MM3000-IoT-VE01)を使って、加速度センサを取付け、振動データを収集します。
振動データをFFT解析することで、設備の診断、予防保全のより高度なIoT実習を行うことが出来ます。