従来モデル DLM2000 の後継として、 縦型、軽量、コンパクトボディーにこれまでの機能は継承し、さらにお客様からの声を反映、直観的な使いやすさと基本性能に磨きをかけた新製品です。

最大 500M ポイントの大容量メモリと、シリアルバス解析 & トリガ機能など様々な機能で、開発が盛んな xEV やインバータなどの分野でお客様の業務効率改善を強力にサポートします。

DLM3000 ミックスドシグナルオシロスコープ

特徴

タッチスクリーンでの直観的操作

8.4 型 TFT カラー液晶タッチパネル(XGA)を採用し、タッチ方式のユーザーインタフェースで直観的な操作が可能です。 カーソル、ズームボックス、波形表示領域などがドラック、ピンチ操作で素早く設定できます。

波形パラメータ項目選択の例

ピンチ操作でのズーム

最大 500M ポイントのロングメモリー

500M ポイントのメモリー(4ch モデル、オプション/M2)を搭載した場合、シングルモード 2ch 測定時には、サンプルレート 2.5GS/s でも、最大 0.2 秒の波形が捕捉できます。

長時間測定した波形データは、20 万倍まで可能なズーム倍率を個別に設定できる 2 か所ズームで詳細に観ることが可能で、解析の自由度が広がります。

過去の波形を自動的に記録する、最大 100,000 個のヒストリ機能

一般的に、オシロスコープはトリガがかかった最新の画面を表示するため、過去の波形データは失われます。

DLM3000 シリーズでは、ユーザーの設定無しに自動的に、過去に取り込んだ波形を最大 100,000 個、アクイジションメモリーに保持でき、過去の異常波形を見逃しません。

シリアルバス解析 & トリガ機能(オプション)

組込みシステムや車載用の各種シリアルバス信号でのトリガ、デコード表示解析が可能です。さらに独自のオートセットアップ機能を搭載。オシロスコープが自動で入力信号を判断し、ビットレートや電圧レベルなどの面倒な初期設定を行います。UART(RS232) / I2C / SPI / CAN / CAN FD / LIN / FlexRay / SENT / CXPI に対応

オートセットアップ例

4 バス同時解析・リスト表示例

従来モデルとの比較

項目 DLM3000 従来モデル

(DLM2000)比

画面 8.4 型 TFT カラータッチパネル タッチパネル搭載
最高サンプリングレート 2.5 GS/s(全 CH) 2 倍
最大レコード長 500 M ポイント 2 倍
残留ノイズ 0.2 mV rms 1/2
感度 500 uV/div 4 倍
最大入力電圧 300 V rms 2 倍
内臓ストレージ SSD 60GB  Read/Write 速度 10 倍
PC へのデータ転送 USB3.0 での高速通信 10 倍